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2020年1月

2020年1月23日 (木)

Morris SJS-145T


昨年はついにこのブログを更新せずに終わってしまいました。。。
音楽や農園、お店のことなどに関する出来事はフェイスブックでご紹介させて
頂いていますので、ブログの存在意義が薄れてしまいがちですが
私の個人的な出来事や考えていること、ちょっとマニアック(?)なことなどを細々と
こちらに掲載していきたいと思います。

ライブなどの折にはご紹介しているのですが、昨年は素晴らしいギターとの
出会いがありました。ご存知の方も多い日本の老舗メーカー・モーリスさんで
マスタールシアーを務める森中巧さんに製作をお願いしていたギターが昨年10月に完成したのです。
下の写真の左側のギターです。
Sjs145t

右のギターは以前から使用しているギターですが、これも森中さんに
制作して頂いたものです。これは打田十紀夫さんのシグネチャーモデルで
S-121U という品番のモデルです。トップ板はシダーでサイド・バックは
マホガニーです。私はどちらかといえばローズ系の、ある程度倍音があって
深い音のするギターを主に使用していまして、とくにヨーロッパ方面の
ギターが好きで弾いてきました。
このギターをオーダーした当時、ローズ系のギターは満足するものを持って
いたのですが、アイリッシュの軽快なダンスチューンやブルーステイストの曲を
演奏するために、音の立ち上がりがよく、倍音の控えめな
サイド・バックがマホガニーのギターを探していまして、打田さんに
弾かせてもらったこのモデルを気に入ってお願いしたという経緯がありました。
それ以来は場面に応じて主に2台程度のギターを使い分けてきまして
近年はこのMorris S-121Uと、スコットランドのTaran Guitars OREVALという組み合わせで
弾いていました。
Taran Guitars のルシアーRory Dowlingさんはアイリッシュ系のブズーキなども手掛ける方で
その分野のアーティストの支持も強く著名な演奏者も使用するなど注目を集めている方です。
私が以前愛用していたStefan Sobell氏の影響を受けているということですが、まさに
スコットランドやアイルランドの音楽にぴたりとくる雰囲気を持っています。
私の所有するOREVAL は独奏でも伴奏でも使えるような位置づけのモデルで
独奏だけでなく、フィドルなどとの共演が多い私には非常に使いやすいギターです。
大変に満足して平穏な(笑)ギターライフを送っているところに、思わぬ衝撃を受ける出会いが
ありました。
昨年の1月に福岡で開催された「Morris FingerPicking Day 2019」にゲスト審査員として
参加させて頂いた折に、会場でモーリスの大阪支店長、末吉さんに再会することが出来たのですが
これがあまりに久しぶりだったもので(宮崎移住後初でした)嬉しくなってしまい
あれこれとお話するうちに幾つか気になることがありました。
会場に展示してあった森中さんのギターを色々と見せてもらったのですが
改めてその素晴らしさが感じられて、ローズ系のギターに関して今まで私が
持っていたイメージ以上のものを作ってもらえる要素がいくつも見える気がしたのです。
その後、ネックの厚みなど細々と打合せをさせて頂いて完成してきたのが
このSJS-145Tです。
音の重厚さと立ち上がりの軽さを両立し、豊かな倍音を持ちながらもしっかりと
分離して聴こえるひとつひとつの音、本当に高いレベルで様々な要素が
バランスの取れたギターになっています。
2020年のモーリスのカタログにも詳細と併せて掲載されていますので
是非ご覧になってください。
カタログダウンロードはこちら

音楽がきっかけで農村に移住し、6年が経とうとしていますが
その生活の中で、ケルト系の音楽やブルースなどのルーツミュージックに
ますます惹かれるようになりました。
以前よりも自分の持つイメージがはっきりとしてきて、表現したい音楽も
明確になってきています。
このタイミングで素晴らしいギターと出会えたのはとても嬉しいことでした。

昨年開催した「ルーツミュージックフェスティバル vol2」にはモーリスの
皆さんにもご協力を頂きまして、モーリスギターの展示会や森中さんのトークショーも
開催することが出来ました。普段見ることのない綺麗なギターの数々をご来場のみなさんも
とても楽しんでおられました。
当日ギターを購入された方が、そのギターで演奏して地域の催しものを盛り上げた話などを
しにきて下さって、私もとても嬉しく思っています。

私は今まで、音楽、ギターのお陰で本当に素敵な出会いが多かったので
ときに音楽をごり押ししてしまいがちなのですが、今後も音楽を通じて楽しい場所や時間を
つくることができるように頑張っていきたいと思います。

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