« Morris SJS-145T | トップページ | 久しぶりに動画をアップしました。 »

2020年2月 3日 (月)

SJS-145Tのネックについて

前回のブログを書いてからモーリスのカタログでSJS-145Tのスペックを
見てくださった数人の方からネックの厚みについてお尋ねがありましたので
それについてちょっと書いてみたいと思います。
モーリスのSシリーズのネックは薄さと形状による演奏性の高さに
定評がありますので、今回私があえてネックを厚くしたことの理由に
関心を持たれた方がいらっしゃったのですが、もちろん私の手がとんでもなく大きいとか
そういうことではありません。
ただ私は左手親指で6弦をおさえることが少ないので、厚みのあるネックでも
演奏上のデメリットは感じにくいのかもしれませんが
今回ネックを厚くしてもらったのは音質的な面で狙いがあったからです。
ギターの構造については様々な見解がありますので、あくまでも私の感じている
ことですが、ネックの厚みが音の太さや重厚さに繋がると考えていまして
今回、ルシアーの森中さんにギター全体のバランスを考慮してもらったうえで
ネックを厚くしてもらいました。
結果として、製作に入るまえに試奏させてもらったSJSと比べても、一層私自身の
音楽に相性の良いギターになったと感じています。
私はアイリッシュなどのメロディーがはっきりとした題材を演奏することが
多いので、やはり単音の説得力を重視する傾向があるのですが、そちらに偏りすぎると
和音の鳴り方にデメリットが出てくることもあると感じていまして、なかなかその
バランスが難しいのですが、今回は私にとって本当に理想的なギターに
なったと感じています。
勿論ネックのことだけでなく、楽器全体としてのバランスをとって頂いた森中さんの
感覚と技術によることだと思います。
演奏していてとても楽しくて、色々なアイデアが沸いてきて今までやらなかったような
編曲も出来上がってきていますので、ライブ会場でみなさんに聴いて頂くのを
楽しみにしています!

« Morris SJS-145T | トップページ | 久しぶりに動画をアップしました。 »

音楽」カテゴリの記事