« 久しぶりに動画をアップしました。 | トップページ | 新しいCD「春秋の陽炎」(しゅんじゅうのかげろう)が完成しました! »

2020年11月 9日 (月)

「故郷の空」「誰さんと誰かさん」「Comin' Thro' the Rye」

先日アップした動画で「故郷の空」を弾いていますが、これは結構レパートリーにするのに
時間がかかった曲です。
もともとはスコットランドの民謡で「Comin' Tho' the Rye」というタイトルですが
日本では明治時代から「故郷の空」というタイトルで親しまれています。
それとは別に、世代によりますが、ドリフターズの「誰かさんと誰かさん」で
ご存知の方も多くいらっしゃいます。
なかなか先入観の分かれる曲なんです。
随分前にこの曲を編曲しようとしたときに、私自身にも両方の印象があって
いざひとつに絞ろうと思うと、意外と難しかったのです。
イギリスをはじめ、海外での演奏を参考にしようとしたのですが、どうしても
唱歌バージョンの郷愁を誘う、ちょっと物悲しい感じの印象と、ドリフの陽気な
印象が自分の中で喧嘩をして、なんとも中途半端な情緒になってしまって
なかなか意味不明な感じの編曲&演奏になってしまったのです。
「面白悲しい」のか「悲しい面白」なのか悩みましたが、どちらにしろ
中途半端な感じがして、聴いて下さっている方に何も伝えることが出来なさそうだったので
結局、お蔵入りした経緯がありました。
そもそも絶対にやらなければならないものでもありませんから、忘れかけていましたが
畑に出ているときに、ふと出会った情景にこの曲の旋律がぴったりイメージできて
ようやくレパートリーに出来ました。
宮崎はどちらかといえば、大らかさを感じさせる風土ですが、
畑から引き上げるときにトラクターを停めて、エンジンの音が止んで静かになったなかで
高くなっていく秋の夕空を眺めていると、色々な感情が湧いてきて
時間が経つのを忘れてしまいます。
そんなときのイメージでようやく自分なりの「故郷の空」が弾けるように
なりました。
https://www.youtube.com/watch?v=l7hJXs9K02U

Sora2
Sora
  

« 久しぶりに動画をアップしました。 | トップページ | 新しいCD「春秋の陽炎」(しゅんじゅうのかげろう)が完成しました! »

音楽」カテゴリの記事