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2015年8月

2015年8月12日 (水)

就農報告です。

毎日暑い日が続きますが、みなさん夏バテなどされずお元気でいらっしゃいますか?
私の方はと言いますと、この数か月は目まぐるしい生活をしておりまして、夏バテを
自覚する間もないような感じでした。

6月末に宮崎県立農業大学みやざき農業実践塾での研修を終えまして、晴れて
認定就農者のお墨付きを頂くことができました。
人生の大きな転機として意を決して臨んだ研修でしたが、当初の想像を
はるかに上回る有意義な一年間を過ごすことが出来ました。

宮崎県の内外から集まった研修生は、18歳から62歳という幅広い年齢層で
その経歴も驚くほどに様々でしたが、皆一様に、農業に夢を持って
人生の貴重な1年をかけて研修に参加していましたから、研修への熱意は
なみなみならぬものがあり、大いに刺激を受けることが出来ました。
朝から晩まで、農作業はもちろん、営農に関する様々な講義、トラクターなど農機の
講習など、まさに農業一色の生活でしたが、素晴らしい仲間たちとともに切磋琢磨する
ことが出来たからこそ、学べたことが非常に多かったのだと思います。

また研修期間を通して、指導員の先生方には、まさに家族のように親身になってご
指導いただき、ときには厳しく、ときには焼酎で大いに盛り上がりながら、宮崎の農業を
一から教えて頂きました。宮崎の農業に50年以上携わられた先生のご指導からは
技術や知識だけでなく、農業者としての心構えの大切さをひしひしと痛感しました。

「食」の生産に携わりたい、と思い立ってから、研修を経て体験したこと、
たくさんの出会いを通じて感じたことは、なかなかここでは書ききれないのですが
本当に、やってよかった、と心から思います。

もちろん、本当に大変なのは自分の営農がはじまったこれからなのですが、私と妻の
夢への第一歩でありますから、一層の努力をしていこうと張り切っています。

当初は自分たちの思いだけで行動しはじめましたが、振り返れば、新規の就農者として
先生方や関係機関の方々、研修の仲間たち、本当に多くの方々の思いを頂戴して
就農にこぎつけることが出来ました。
関わってくださったみなさんのお気持ちに応えられるように頑張らねば、とつくづく
思います。
私はギター奏者としても、多くの方々に支えて頂いてきましたから、今日があるのですが
自分自身の中では、音楽と農業は一本の線でしっかりと繋がっています。
「音楽」と「農業」、一見まったく違う分野のようですが、その繋がりを、私なりのやり方で
作り上げていきたいと思います。

夏はナスやキュウリなど一日も放ってはおけない野菜ばかりなのですが、秋ごろには
すこしゆとりのある時期が出来そうですので、その頃には県外でも音楽活動を行いたいと
考えています。少しづつですが、音楽と農業を繋げていきますので、どうぞ宜しくお願い
します。

とはいえ、やはり実際に自分の農地を準備していくのは本当に大変です(笑)。
なにしろ何にもないところからのスタートですから、鍬や鎌などの小農具から、トラクター
さらにはビニールハウスなど、揃えなければならないものだらけです。
手間取っているあいだにも、野菜は待ってくれませんから、まあ軽いパニックを
起こしているときもあります(笑)。
台風が発生したら、その進路にびくびくしながら対策の作業に追われ、早朝から
てんてこ舞いを続けて、夕食のときには私も妻も、眠気で焼酎のグラスを落としそうに
なったりしています。
それでも、頑張った分だけ野菜も応えてくれますから、良いナスが出来て、市場のセリで
高評価があったり、直売所で買って下さった方から「おいしかった!」と言って頂くと、
ほんとうに嬉しいものです。練習を重ねて、良い演奏が出来て、ライブが盛り上がった
ときと同じような嬉しさがあります。
そういう嬉しさや楽しさが、自分たちの幸せになりますから、もっと頑張って美味しい
野菜を作ろうという意欲が湧いてきます。

先日、早朝にナスを箱詰めして、出荷の準備をしていましたら、バサバサッと大きな
羽音を立てて飛んできたものがありました。カブトムシです。
子供のころは散々追い掛け回した宮崎のカブトムシですが、
またこれが立派なヤツで、オッサンにも関わらず、ちょっと心がときめきました(笑)。
なすびの箱の前で踏ん張っているカブトムシを眺めていると、なんだか力が湧いてきて
よし、俺も気合いを入れて働くぞ~という気になります。
明日も40度を軽くこえるビニールハウスに張り切って突入します(笑)。
まだまだ暑い夏が続きますが、みなさんも頑張って乗り切ってくださいね!

Pap_0036

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